徒然なるblog
 
参加したライブの話題を中心にするBlog
 



2005年4月7日を表示

新宿紀伊國屋サザンシアター「多重人格探偵サイコ/新劇 雨宮一彦の消滅」

出演者:唐橋充・原田大二郎・松本まりか・正木蒼二・山前麻緒・高橋亜紀・大石竜一・加藤隼平・長谷川葵

舞台は少年エースで掲載されていた「サイコ」のアナザーストーリー。今日は初日なので脚本どおりにやるのかと思っていたのに結果としてはアドリブだらけw。まぁやろうと思ったアドリブじゃなくて結果アドリブになっていただけなんだけどw。

どんなストーリーなのか全く予備知識がないので見ていて理解が出来ないときついと思ったけど、最初から結構すんなりと内容が理解できる。多重人格の主人公を唐橋君が、刑事役に原田大二郎さんが、ヒロインが松本まりかちゃん。そして原田刑事の部下が正木蒼二さん。

まずは唐橋君が絡みで登場。一仕事を終えた後に夢を見ているっていう設定で第一幕が始まる。って感じでいいのかな?

第一幕は誘拐された少女がまりかちゃん。それを助けにきた刑事が原田さん。アシスタント探偵に唐橋君。建物の中には既に生きているだけという感じの誘拐された人々とは対照的に元気なまりかちゃん。そして助けに来る原田さん。しか~し、なぜか犯人は既に密室で殺されているという罠。そこへ突然、核戦争?が発生し、大量の死体と、廃墟と化した建物。そして閉じ込められた主人公たち。踊りの場面があるのだが、死体役の群舞はゆっくりダンスなので特に見所はなし。群舞の皆さんごめんなさい。まりかちゃんも踊るんだが、死体役が大人数なのでぶつかったりして踊りにくそう。このダンスシーンは一応まりかちゃんの見せ場なんだろうけど、ちょっと今一だった。ここで主人公とヒロインは多重人格であることが発覚。主人公は完全に性格が入れ替わるタイプ。ヒロインは全てに人格で一人を形成するタイプ。まぁ責任論なんてのには興味ないのでメッセージは受け取りましたが、それについて考えることはありませんw。

ここで一番面白かったのは、唐橋君が台詞を忘れたシーン。唐橋君が台詞を言わないので大二郎さんが「まだ続きがあったと思うんですが?」というと「知りません」と答える(爆)。「もう一回言い直しましょうか?」と2度同じ台詞を言うが「わかりません」と答える(核爆)。隣で素でまりかちゃんも笑っているw。パニックになっている唐橋君。大二郎さんも「あなたの変わりに言ってあげたいぐらいです」と言うが、同じようにどんな台詞だったかわからないので言うことができないw。そして、まりかちゃんが「それでは胡蝶の話をしましょうか?」とそのシーンを飛ばそうと提案(爆)。「それいいですね。それで行きましょう」と答える唐橋君に、「どこに行ってしまうんだろうか?と思ったけど、そこに行くのね」と答える大二郎さん。もう素敵過ぎで爆笑です。そしてまりかちゃんもあせっていたのかドラえもんの例え話を間違えて、台詞中に「あ!違う」とか言って言い直しているし(爆)。もうグダグダすぎて爆笑もんです。

そして最後には、コンピューターも夢を見る。ってことで第一幕はアバター(コンピューターのメールソフトのキャラクター)の世界ってことで終了。何気に唐橋君は小林・西園・雨宮の多重人格の3役を表現分けしているので大したもんです。対してまりかちゃんの多重人格分けは意味が無さ過ぎるしw。

第二幕はそのコンピューターの所有者の世界。この幕はまりかちゃんが主役。1部では映像でしか出てこなかった美和役。白のドレスで踊るシーンが見所。ここではバレエのように踊る*1。白いドレスがロングチュチュみたいできれいでした。そして妖艶な少女とかいうのを演じていたけど、軽く西園役の唐橋君にあしらわれる。その唐橋君は西園役のみ。けど西園役みたいなのは唐橋君に合っているような気がする。

少女は誘拐されてきたが西園に助けられた。という最初ストーリーだったが、結局は死亡した美和の夢という落ち。ここで物語の伏線として西園、つまり唐橋君が演じる役は物語が終了すると逃げることができるということを臭わす。

ここのラストシーンでは笹山がかっこいい。そしてマナベには見えていない西園を笹山が見ているという場面で、「俺に見えているということはあんた存在しているんだな!」と語る。つまりは実世界?の雨宮に対して問いかける(影響を与える)ことができる存在になったということなのかな?

まぁ物語としては最初に雨宮一彦の夢と言っているだが、その雨宮が見ている夢の中で更に夢が見られているという設定が面白い。



4月7日(木)00:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 舞台 | 管理

新宿紀伊國屋サザンシアター「多重人格探偵サイコ/新劇 雨宮一彦の消滅」その2

第三幕は第二幕の続き。それぞれが夢というキーワードでつながっていく。。。まずは連続殺人犯連続殺人事件の捜査の続きを行っている笹山役の原田さん。そこに女子高生役としてまりかちゃん登場。援助交際をしている女子高生役なので、一転してちゃらちゃらとした役。ここでの掛相漫才は結構面白い。まぁここら辺りからちらほらと観客から笑い声が出てきたかな?

ここで唐橋君は大江公彦として登場。彼はこの世界の『作者』であるという。つまりこの世界を作成しているのは自分であると名乗り出てくるわけだが、それにどういう意味があるのだろうか?つまりは深層心理で現実世界へと戻りたいと思った雨宮が作り出した役が笹山ということなのかな?でその作者である大江が作り出した『マナベの世界』が亜紀ちゃん登場するマナベとマナベの妹の世界。存在感はあったけど、本当に一瞬ですか?ということだった。。。マジですかぁ~。面白いシーンだけど、亜紀ちゃんの演技は。。。。この世界が現実ではないという証拠のシーンで重要ではあるけど、亜紀ちゃんである必要性はないなぁ~。

この後も、まりかちゃんは手に持っている漫画が表紙から抜け落ちて下に落ちたり、牢屋が倒れてきたりといろいろハプニングがありながらもなんとか演技をこなしていく。。。

そして、大江が崩壊した後に笹山が現実世界に雨宮を引き戻す場面で、観客に一緒に「雨宮一彦の話をしよう」と一緒に言ってくれとゼスチャーしてくる(爆)。いきなりで対応できませんし、私は後ろの方なのでwwww。結局観客は誰も言ってくれませんでしたとさw。そして現実世界に雨宮が戻って物語り終了。

最後カーテンコールで全員が観客に頭を下げるが、幕が下りていないのに顔を上げようとする人多数w。皆さん、ちゃんと幕が下がるまで我慢してください(爆)



4月7日(木)00:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | 舞台 | 管理


(1/1ページ)